太陽光発電システムを設置する際に、設置場所の環境と、お客様のご希望に添って、担当営業と技術作業班スタッフで材料や工法について随時検討しています。
この度の案件では、「水害対策」というテーマがあり、出来る範囲でお客様のご希望に添えるよう努めさせていただきました。水路据え付けを行い、農業水路からの逆流を防ぐ止水栓を設置したりと、基本的な整備を行うとともに、「使用材料の変更、加工」を行いました。
設備高さを充分確保したうえで、単管自体も肉厚なものを使用し、コンクリート保護されている土中から上の部分の単管(足部分・筋交い)に防水塗装を行い、パワコン設置位置も高めにしました。少しでも設備の劣化(サビなど)が起こらないように、ステンレス素材を使用したりと、技術作業班としても、新しい試みを行いました。コスト面、機能面でも材料の見直しによるメリットが見込めるもので、その点についてもお客様に喜んでいただくことができて嬉しかったです。
デュポン㈱製の防草シート(ザバーン)も、これまでお問い合わせはいただいていたのですが、今回サポートライフでは初めて敷設させていただきました。数値上の耐久性だけでなく、軽いので、施工側として作業性が良く、扱いやすいものでした。廃棄の際などに燃焼で有毒ガスや有害物質が出ない材料で出来ているそうで、近隣の環境に対して気を配られているお客様には、それも魅力があったそうです。
本来でしたら工事途中で、事前設計と変更することは好ましくないのでしょうが、サポートライフ技術作業班は、お客様とのお話の中で可能な範囲で、現場でもなるべく柔軟に対応出来るように気を付けています。もちろん出来ないこと(後々お客様に不利益が生じる恐れのあるもの)、リスクについても必ずお話しさせていただいています。